iPhoneXやXsの画面サイズで集団提訴
スマホ修理ジャパン渋谷店です。
今アメリカではちょっとした集団提訴事件が行っている模様です。
Appleが開発したiPhone X、iPhone XS、iPhone XS Maxの画面上部のノッチ(切り欠き)や角が丸いデザインを反映した画面サイズを正確に消費者に伝えていない、と主張する集団訴訟がアメリカで提起されました。
簡単言うと、画面サイズをユーザーが思っているより実寸より大きく認知されているとのことです。
なぜそのような事が起きたのでしょう?
「iPhone X/XS/XS Maxの画面サイズは不正確」と米で集団訴訟
「Appleは実際より画面を大きく宣伝」
「AppleはiPhone X、iPhone XS、iPhone XS Maxの画面サイズや解像度を正確に表示していない」と主張し、Appleを相手取った集団訴訟を提起したのは、弁護士のクリスチャン・スポンチアド氏とコートニー・デービス氏が代理人をつとめる原告団です。
原告団の主張のひとつは、Appleが公開しているiPhone X、iPhone XS、iPhone XS Maxの画面サイズが、画面上部にあるノッチと画面の角が丸まった形状を反映しておらず、実際よりも画面サイズが大きく宣伝されている、というものです。
原告団は「AppleはiPhone XとiPhone XSの画面サイズを5.8インチとしているが、実際の画面サイズは約5.6875インチだ」と主張しています。
サイズの差異は、実寸より0.1インチ以上下がるとの事。
この差は、実際手に取ったユーザーから見れば「あれ?実際のサイズの方が小さい?」と見られるたのでしょう。
Appleも何故、インチのサイズを偽ったのか謎です。
正確には5.6インチもしくは約5.7インチである事が正しい数字とういう事ですね。
なお、AppleのWebサイトには、iPhone XS/XS Maxの画面サイズについて、画面の角が丸いデザインを反映したものであることを示す以下の注釈がつけられています。
ディスプレイは美しい曲線を描くように四隅に丸みを持たせてデザインされており、標準的な長方形に収まります。標準的な長方形として対角線の長さを測った場合のサイズは5.85インチ(iPhone XS)と6.46インチ(iPhone XS Max)です。実際の表示領域はこれより小さくなります。
Apple公式壁紙も不適切?
iPhone XSとiPhone XS Maxの広告に使われている公式イメージの壁紙には、黒い背景に球体が映った画像が使われています。
原告団は、この画像はノッチの存在が隠されてしまい、「すべてがスクリーン」というキャッチコピーとあわせて消費者の誤解を招く、とも主張しています。
この表記も確かに「誤解を招く表記」に値しますね。
実寸サイズが違うのに、この表し方はユーザーに誤解を招きかねない表現です。
米メディアAppleInsiderは、Appleは公式Webサイトでノッチが目立つ画像も多用しており、この主張はあまり的を射たものではないだろう、と指摘しています。
カリフォルニア州北部を管轄する裁判所に訴訟を提起した原告団は、Appleに対して広告の差し止めと訴訟費用の支払いを求めています。
過去にも何度も集団提訴事件があったApple
今回の事例が初めての集団提訴ではありません。
過去にも集団提訴にまで発展した事例はいくつもあります。
例えば、Apple以外で修理した際に5sのホームボタンの指紋センサーが使えなくなるや、iPhone6のベンチゲート等複数の集団提訴事件にまで発展している事例は存在します。
今回の集団提訴は、Appleが実査に表記しているサイズが誤りだった、偽っていたという部分が論争の焦点になります。
この提訴を受けてApple側はどういう対応をとるのか、メディアの注目が集まりますね。
参考記事 : iPhone Mania