iPhoneSE廃止はAppleの失敗だった
スマホ修理ジャパン渋谷店です。
今年も後残り半月を切りました。
そんな中で、今年のAppleはiPhoneXS・XSMaxとXRの発売したものの、売り上げが思いのほか伸び悩み、結果的に生産台数の下方修正という形になったのは記憶に新しいです。
Xsの生産を減らした分、iPhoneXの生産を再開するなどのイレギュラーな対応にならざる得なかったAppleですが、いくつかのメディアでは「iPhoneSE」の販売を廃止したのが売上鈍化の原因ではないかとの憶測がなされています。
今でもなお使い続けているユーザーが多い4インチディスプレイのiPhone
発売してから3年目にしてApplestoreから姿を消したiPhoneSE。
スペック的にはiPhone5sと同じ大きさであるものの、CPUにA9を搭載し、ロジックボードは5sと同じ大きさから、稼働時間も長く大きさも片手で操作できることから、愛用しているユーザーが今でも多い4インチディスプレイのiPhoneです。
販売当初の目的は、5s等の旧機種のユーザーに買い替えを促すために目的で作られたのではなく、新しいユーザーにAppleのエコシステムを知ってもらう為という事だったようです。
カラーも6sと同じローズゴールドを取り扱い、スタイル的に可愛らしいデザインになった事でも人気となりました。
販売台数はそこまで多くはない物の、根強いAppleユーザー(特に小さいiPhoneを好んでいる)は4インチの大きさにこだわって使っているユーザーが多いのも特徴です。
売上の伸び悩みは、ハイエンドモデルに偏ってしまったのが原因?
去年2017年に発売されたiPhone8・8Plus ・Xの3機種ですが、それぞれ発売された当初注目されたのが、当然初の有機ELを採用したiPhoneXだろうかと思います。
当時は値段の高さから注目が集まり、またアップグレード機種でもある為メディアの注目も集まりました。
そのスペックの高さや、画像のきめ細やかさや鮮やかさ、faceIDの初採用等、新機能の内容にもユーザーは注目しました。
ですが、価格が10万を軽く超えてしまうなど、高すぎて手が出せないという声が多数上がったもの有名な話です。
当店でご来店するお客様も、買い替えの話をすると、「iPhoneXは高い」「今のiPhoneは高い」等の声が多かったのも事実です。
その為、修理してまだ使用し続けるなんて方は多数いらっしゃいました。
Appleの売上が伸び悩んでいるのは、こういったハイエンド機種の導入も原因の一つなのではないかという意見もあります。
2018年のiPhoneは更に高価になった
今年に発売されたiPhoneXs・XsMaxはその更に上の高価な値段では発売されました。
なんと最安で12万程度(税込みで)の値段で発売されたのです。
結果はやはり、高価すぎてユーザーの手に届かない所にまで来ていたので、売り上げは伸びずず、その後、安価なモデルとしてXRを発売して注目が集まったものの、スペックはXRの劣化版のような仕上がりに、あまり売上促進につながらず、生産自体も減産する動きにまでなりました。
更に言うと、今Appleで一番売れているのが、2017年モデルのiPhone8であるという結果からユーザーの購入に対する意識が伺えます。
今後のAppleはハイエンドではなくミドルモデルにも力を入れる必要がある
これからのAppleはハイエンドモデルではなく、ミドルレンジのモデルに力を入れなければ売り上げは落ちる一方なのかもしれません。
現状、ハイエンドモデルに偏っている為、他メーカーの追随を許してしまった部分はあるかお思います。
今後の売上促進には、スペックも価格もコスパの良いミドルレンジモデルの発売、つまりiPhoneSEに様な小型iPhoneの発売も考えなくてはならないのかもしれないです。