Apple特許申請、SAMSUNGの独占はまだ続く?
スマホ修理ジャパン渋谷店です!
先月は折り畳みスマホの新モデルの発表がSAMSUNGをはじめとする中国・韓国メーカで連続して発表がされました。
有機ELの供給に関しては、SAMSUNGが独占している状態ではありますが、折り畳みの有機ELの供給を早くもGoogle・Appleへ行うことをこうげんしているそうです。
早くも技術の進んでいるSAMSUNGが独占状態を確保する動きを見せています。
かくしてAppleは折り畳み有機ELに対して熱でおり曲がっている液晶を保護するという技術の特許申請を行っていることが分かりました。
AppleもSAMSUNGが独占する状況に負けじと、独自の折り畳みスマホの開発に着手しています。
Apple、折りたたみiPhoneを「熱」で保護する特許を申請
Appleが折りたたみ式iPhoneに関する新たな特許申請
今現在ではスマートフォン業界で折りたたみ式が最近のトレンドとなっています。
有機EL自体バックライトが必要な液晶ではなく、構造上バックライト不要であり、尚且つ本格的にスマホの液晶に採用されてきたことでトレンドになっています。
今回Appleが申請している技術は以下の内容です。
「熱」を使って折り曲げ部分を保護
「フレキシブルディスプレイを持つ電子機器(Electronic Devices with Flexible Displays)」と名付けられた特許申請書には、端末を折りたたむ際、ディスプレイを保護する方法が記されています。
ディスプレイの温度が低い状態で、端末を折りたたもうとする動作を検知すると、折り曲げ部分の近くに配置されたヒーターを使って加熱する手法です。
ただし、スマートフォンのような機器にヒーターを内蔵するのはあまり現実的ではないだろう、と米メディアAppleInsiderは指摘しています。
ディスプレイを点灯させて発熱する方法も
もうひとつは、ディスプレイを点灯させることで、折り曲げ部分の温度を上昇させる方法です。
この方法だと、温度が十分に上がるまで時間がかかりますが、温度が低いまま折り曲げられることによる破損を防ぐため、マグネットを使ったロック機構で折り曲げられない構造にするとの記載があります。
折りたたみiPhoneに関する複数の特許が申請されていることから、Appleも折りたたみiPhoneの開発に取り組んでいると考えて良さそうです。
Samsung、AppleとGoogle折りたたみディスプレイ供給へ?
AppleとGoogleにはサンプルを用意
韓国メディアETNewsによると、Samsung Displayは特にAppleとGoogleに対してはサンプルを用意し、自社の折りたたみ可能なディスプレイ技術を売り込んだとのことです。
Appleに向けては、Galaxy Foldよりも0.1インチ小さい7.2インチのディスプレイを準備、披露したようです。
ETNewsによれば、Samsung Displayは中国ベンダーのHuaweiやOppoにも、折りたたみ可能なディスプレイの供給を申し出ています。
Samsung、折り曲げ可能ディスプレイで業界を先導
Samsungといえば、AppleのiPhoneが搭載する有機EL(OLED)ディスプレイを独占的に供給していることで知られています。
スマートフォンサイズのOLEDディスプレイ技術についてはSAUSUNGが他社に比べ抜きん出ているといわれ、Goldman Sachsは折り曲げ可能なディスプレイ技術について「Samsungは少なくとも2年は、ほかのディスプレイ開発企業の先を行っていると思う」と述べています。
数ある大企業を差し置いて、折り畳み有機ELディスプレイに関しては、先を進んでいるというSAUSUNGの技術力は凄まじいと感じます。
今後もこの独占状況
ETNewsによると、Samsung Displayの折り曲げ可能ディスプレイの生産能力は月間20万ユニット、年間240万ユニットですが、近い将来、年間1,000万ユニットまで引き上げることを検討しているとのことです。
今後の折り畳み市場が拡大する可能性
現在でも折り畳み有機ELのスマホは今後も拡大しつつあります。
各メーカーが開発に着手している現状、GoogleやAppleもこれ追随していかなければ、波に乗り遅れてしまい、置いてけぼり状態になりかねません。
SAUSUNGの供給を受け入れるも今後は自社制作でSAUSUNGに頼らない開発を続けていくかと思われますが、先を行くSAUSUNGに果たして追いつくのでしょうか?
今後のメディアの報道から目が離せませんね(;´∀`)
参考記事 : iPhoneMania