今お持ちのiPhone、もしかしたら無償で新品になるかもしれません・・・!
iPhoneのリコール対象についてまとめてみた
こんにちは!スマホ修理ジャパン渋谷店スタッフです!
今現在毎年新しいiPhoneが新製品として発表・発売されていますね。
毎年新商品が出るたび買い替えている人、お気に入りの機種を長く使っている人・・・iPhoneとの付き合い方は人それぞれです。しかしそのiPhoneの中には、ある特定の期間に製造・発売された機種において重大な不具合が報告されています。
それがリコール対象と呼ばれる機種になります。もし今あなたが手にとっているiPhoneがリコール対象のモデルであれば無償で交換してもらえる可能性があります!
今回はリコールの概要と対象となるモデル、リコール対象でも交換できなかった場合の対処法までまとめてみました。
そもそもリコールとはなにか?
一口にリコールと言われてもざっくりとしたイメージしか湧きませんよね。まずはリコールについて正しい意味をしっかりと理解していきましょう。
リコールの意味は、設計段階や製造段階での不備が原因で、正常に動作、機能しない製品や安全に使えない可能性がある製品に対して、製造者や販売者の判断により無償修理・交換・返金・回収などの措置を行うことです。
iPhoneにおけるリコール対象は、その機種全てが対象となるわけではなく、ある一定期間に製造された特定の端末のみとなり機種によっても異なります。そこが勘違いしやすい点でもありややこしいですね。どの期間に製造されたものがリコールの対象となるかはApple公式からの発表を確認するしかありません。
iPhoneのリコール対象と症状一覧
①iPhone 6 Plus Multi-Touch 修理プログラム
一部の iPhone 6 Plus において、画面の一部がチカチカ明滅したり Multi-Touch が反応しなくなったりするものが現在リコール対象となっています。こうした症状は、硬い所に iPhone を何度も落とした後、さらに何らかの衝撃や圧力が加わったときに起きる可能性があるようです。
もし今使用中のiPhone 6 Plus にそのような症状が見られ、それ以外の機能は正常に動作していて、画面に破損が見られない場合は、16,400 円で修理が可能です。
②iPhone 6s が突然シャットダウンする問題に対するプログラム
2015 年 9 月から 10 月までの間に製造され、シリアル番号が特定の範囲内にある iPhone 6sがリコール対象となっています。
症状としては突然シャットダウンすることや、電源が入らないことが確認されています。コンポーネントの故障が大きな原因であると判断されたことでリコール対象製品として発表されました。シリアル番号が範囲内であれば無償交換が可能です。
③「圏外」の問題に対する iPhone 7 修理プログラム
ときどき耳にするいわゆる「圏外病」といわれる症状です。
2016 年 9 月から 2018 年 2 月までの間に製造され、中国大陸、香港、日本、マカオ、および米国で販売された iPhone 7において、メインロジックボードのコンポーネントの故障により、ステータスバーに「圏外」と表示される場合があると発表がありました。
これもシリアル番号の範囲内であれば無償交換を受けることが可能ですが、交換前に 厳しい検査があり、プログラムの適用対象かどうかを細かく確認するようです。画面等に少しでも損傷があると取り入ってくれないようなので気をつけましょう。
④iPhone 8 ロジックボード交換プログラム
2017 年 9 月から 2018 年 3 月までの間に、オーストラリア、中国大陸、香港、インド、日本、マカオ、ニュージーランド、および米国で販売された iPhone 8 の一部に、製造上の欠陥があるロジックボードが使われていることが判明しリコール対象となりました。症状としては突然再起動する、画面がフリーズする、iPhone をオンにできないなどが報告されています。対象となる場合は無償で交換してもらうことが可能です。
⑤タッチの問題に対する iPhone X ディスプレイモジュール交換プログラム
iPhone X ディスプレイのコンポーネントに故障の可能性があり、それによって一部の iPhone X のディスプレイにタッチに関する問題が起きる場合があることが判明し、iPhoneXのみリコール対象となりました。具体的な症状としては、ディスプレイをタッチしても反応したりしなかったり、全く反応しない等の症状の他、ディスプレイをタッチしていない状態で勝手にディスプレイが反応を起こすなどが報告されています。後者はいわゆるゴーストタッチと言われ、少し有名ですね。
Apple または Apple 正規サービスプロバイダで、無償で画面修理を受けることができます。
※iPhone X 以外のモデルは本プログラムの対象外です。(XS/XR/XSMax等)
⑥iPhone 6s や iPhone 6s Plus の電源が入らない問題に対する修理プログラム
2018 年 10 月から 2019 年 8 月までの間に製造され、シリアル番号が特定の範囲内にある iPhone 6s や iPhone 6s Plus の電源が入らなくなる症状が確認されリコール対象と発表がありました。
Plusモデルと合わせて対象となっているケースは初めてですね。現在使っている iPhone 6s や iPhone 6s Plus にこの症状が見られた場合はなるべく早くシリアル番号の確認をしましょう。
これももしシリアル番号範囲内であれば無償で交換をしてもらうことが可能です。
リコール対象(かもしれない)だったときにすべき行動
自分の使っているiPhoneが最近挙動がおかしいかもしれないと感じた場合は、Appleの公式ページからシリアル番号を入力して確認してみましょう。
もし自分のiPhoneがリコール対象モデルだとわかった場合は、自分で手続きをする必要があります。何で全く悪くない自分が動かなければいけないのかと思いたくもなるのですが…製造上で問題があったとしても、自分で行動しなければ無償修理や無償交換サービスは受けることができません。
そして修理、交換に行く前にiPhoneのバックアップをとっておくことが非常に大切になります。なぜバックアップが必要になるかというと、リコール対象の修理はほとんどがパーツの交換ではなく基板の修理となるからです。つまり何が言いたいのかというと、端末を一新するためiPhone内のデータは全てなくなってしまいます。
最近はストレージの容量オーバーによるリンゴループもよく報告があるため、こまめにバックアップをとっておくことを強くおすすめしています。
リコール措置を受ける場合は、Apple Store直営店かApple正規サービスプロバイダに直接依頼しましょう。
まとめ
Appleのリコール情報はいつ更新があるかはわからないのでこまめにリコール対象モデルの情報をチェックしておきましょう。
リコール対象ではないモデルの不具合や破損でお困りであれば、スマホ修理ジャパンにぜひお任せください。
スマホ修理ジャパンでは、iPhoneの不具合・バッテリー診断・水没・ガラス割れ・故障・修理など駅チカ店舗にて即日対応が可能です。お気軽にお問い合わせください!