中国でiPhone販売がなくなる??
スマホ修理ジャパン渋谷店です。
今米中で深刻化している制裁問題ですが、又さらに深刻な問題に発展しています。
昨日中国メーカーでトップクラスの仲間入りしてきたHUAWEI製品の締め出しが進み始めている報道がなされていますが、今度はその仕返しと言わんばかりか、今度はiPhoneの販売を中国で禁止する動きが見られてきました。
しかし、報道の内容的には、中国の裁判所が、iPhoneの中国への輸入および同国内での販売を禁止する判断を下したという事らしくそれについてはAppleの回答は「古いiOSを搭載したiPhoneのみ」が該当するらしいです。
よって実質的に中国国内でのiPhone販売が中止されることはないと反論しています。
中国でのiPhone販売禁止、古いiOS搭載のモデルのみと反論〜Apple
Qualcommも公式声明を発表
iPhoneに採用されている技術が特許侵害に相当するとのQualcommの主張を受け、中国の知的財産裁判所が、iPhoneの中国国内への輸入および販売を禁止する予備的差止命令を下したと、The Wall Street Journalが報じました。
またQualcommも現地時間10日、自社の公式ブログにおいて、裁判所が2件の特許侵害を認め、iPhone6s/6s Plus/7/7 Plus/8/8 Plus/Xの中国への輸入および同国内での販売が禁じられたとの声明を発表しました。
古いiOSを搭載した機種のみという回答をしたAppleですが、6s~Xまでが販売禁止となれば、残るはXRとXSシリーズのみになります。
この両機種のみ販売するというのもおかしな話。
今後は完全に販売がされない可能性もありますね。ただでさえ、8と8Plusが売れているというのに、中国で販売されないのはAppleとしても痛手です。
売上が伸び悩んでいる今のAppleにとって今回の販売禁止はかなりの打撃、今後も発売されないとなれば、更に深刻になってきます。
該当するのはiOS11搭載のデバイスのみ
一方米メディアCNBCおよびReutersによれば、AppleはQualcommの主張に対し、次のように反論しています。
当社の製品を締め出そうとするQualcommの努力は、世界中でその違法な活動が調査されている同社の、絶望的なあがきでしかない。中国のお客様はiPhoneのすべてのモデルを購入することができる。
Appleによれば、Qualcommが主張する特許侵害に相当するのはiOS11であり、販売禁止に該当するのは2017年に同iOSを搭載して発売されたiPhoneとiPadのみとのことです。現在販売中のすべてのiPhoneには、特許侵害に当たらない最新のiOS12が搭載されているとAppleは主張しています。
Appleは同時に中国の裁判所にも、輸入および販売禁止命令を取り下げるよう、申請しているとのことです。
要は、中国の言っている特許侵害のOSはiOS11の事を指しており、iOS12は該当しないというのがAppleの反論です。
ですが、HUAWEIの締め出しの後に、このような動きがあるのはタイミングが良すぎる。
制裁するしないの報道が国内でされている中で、米中間の温度差は広がりつつあります。
逆にこの動きが広まると、日本でわざわざiPhoneを購入する中国人が増えるのではないかという見解も出来るので、日本にとっては良い事??なのかもしれません。
米中両国の動きには今後も注目が集まりそうです。
参考記事 ; iPhone Mania