トランプ大統領、アメリカでiPhone作れと示唆
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現在白熱している米中貿易摩擦の関係で、非常に冷え込んでいるアメリカと中国。
先日、Appleの業績下方修正の流れを受けて、トランプ大統領が演説でとあるコメントとした事で話題になっています。
米トランプ大統領、Apple業績下方修正に「iPhoneをアメリカで作れ」
Apple株価は自身の就任後「数百パーセント上昇」?
ドナルド・トランプ大統領は現地時間1月4日にホワイトハウスでの記者会見で、Appleの売上予測下方修正について質問され、「私が大統領に就任してから、Appleの株価は数百パーセントも上昇しており、素晴らしい企業だ。大したことはない」と語っています。
なお、トランプ大統領が就任した2017年1月初め、Appleの株価は約115ドルで、最新の株価は約148ドルなので、30%程度しか上昇していません。2018年10月に記録した約233ドルと比較しても、およそ100%の上昇にとどまります。
Appleの売上減少は製品を中国で作っているせい?
トランプ大統領は、Appleの売上高減少の原因が、製品を中国で製造しているためだ、と言わんばかりの発言もしています。
Appleは、製品を中国で作っていることを忘れてはいけない。
私は、大好きな友人であるティム・クック氏に、何マイルも続くような大きく美しい工場をアメリカに建てて、そこで製品を作るように話した。
中国こそが、Appleから一番利益を得ている。アメリカ以上にだ
Appleは、ティム・クック最高経営責任者(CEO)から投資家への書簡として、2019会計年度第1四半期(2018年10月〜12月)の売上高予測が減少する主な要因について詳細に説明しています。
要因としては「米中の貿易摩擦の激化」「為替レート」「中国経済の減速」といったマクロ経済的要因のほか、「iPhone XS/XS Maxの発売時期」「製品の供給が追いつかなかったこと」などが挙げられており、製品を中国で製造していることについては触れられていません。
米中貿易摩擦が大きくなれば、アメリカでiPhone製造は現実的になるか?
連日メディアで多く取りざたされている米両国の関係。
未だに解消される余地がない今の現状で、今後の中国国内及びアメリカ国内の事業がどうのように変わるのか注目されるところです。
iPhoneのアメリカでの製造は、以前にも言われていた事でもありますが、ティムクックCEOは実際にアメリカでの製造には莫大な費用が掛かるのと、人件費も高騰してしまう為、避けていた部分ではありました。
そうなると、商品単価事態も上げざる得ない環境になるからだそうです。
ですが、中国で製造できなくなってしまうと、もう他国で製造するしかなくなってしまい、そうなればアメリカでの製造も現実味を帯びてきます。
世界経済的にも影響の大きい米中間の関係ですが、早めに収束してくれるのを願うばかりです。
参考記事 : iPhone Mania