中国ベンダーDoogeeは、スライド式の5.99インチスマートフォン「Mix 4」の発表を予定しているようです。デバイス上部をスライドさせるとフロントカメラが顔を出す仕組みになっており、ノッチなしのベゼルレスデザインに到達しているものの、デバイス固有の問題点も指摘されています。

スライド式でスクリーン比率97%を達成

Doogeeの新フラッグシップ機「Mix 4」では、携帯電話では最近見かけることが少なくなったスライド方式が再び採用されています。しかしながら、従来のようにキーボードが格納される代わりに、フロントカメラと光センサ、スピーカーが収められています。

Doogee Mix 4の試作品の開封動画がYouTubeユーザーのMrwhosetheboss氏によって投稿されました。

スライド方式を採用することで、上部のベゼル幅が非常に小さくなっており、ノッチを回避することに成功しています。

過去に、台湾ベンダーのHTCがスライド方式でスピーカーを格納したHTC 7 Surroundをリリースしましたが、Doogee Mix 4は機能としてはそれに近いと、米メディアThe Vergeはコメントしています。

Doogee Mix 4は、スライド方式が採用されているために厚さ11ミリと、通常のスマホよりも若干厚めとなっています。また、光センサとスピーカーがスライド前のデフォルト状態で隠されてしまうという難点があります。

スライド式の携帯電話は最近見直されており、マトリックスのネオが使用していたことで知られるNokiaの8110の復刻が先々月伝えられたばかりです。