人とiPhoneと修理屋さん。
こんにちは。
スマホ修理ジャパン池袋店スタッフSです。
ふ、と考えることがあります。
「年に何台のiPhoneを触っているんだろう」と…
ザッと計算しても1000台は超える
ということは単純に…1000人以上の御客様と対面している事になります。
(リピーターさんも居ますから、一概には言えないですけどね)
それでいて修理をするというのは…
サービス業と技術職の間にあり、お客様との会話も大切になる仕事です。
もちろん、修理屋さんも人間ですから相性というのがあります。
(良くも悪くも気になる点が違うのは人間であることのメリットですから…)
それを実感した出来事をば…
1.ある日のこと。
開店から修理をし、雲が空を覆い始めた夕方のこと。
一人の御客様が来店されました。
「水没してしまった」
持ち込まれたのはiPhone7でした。
通常通りの水没修理の説明をしていると…何やらシックリ来ない様子。
なので、もう少し深く聞いてみることにしました。
「どうして水没を?」
そこから始まり…お話を詳しく伺うと…
- シャワーがかかった
- 当店で3店目の修理店
- 2店目のお店で水分を乾かしたがタッチが効かない
- その2店目のパーツ交換の価格が少し…
とのこと。ここまで聞いて修理屋さんとしては…
(他店でどのような作業をしたのか分からないのは少し複雑だ…)
というのが本音でしたので、そのままを伝え
「ちなみに最初のお店では何を…?」
そう伺うと、お客様の目に涙が…
どうやら初めに行った修理店が問題だったようです。
「凄く怖くて…なんかもう…」
ほろほろと流れる涙にティッシュを差し出すくらいしか修理人には出来ません…
少し落ち着くまで店内でお待ち頂くことにしました。
2.その間に
お客様の気持ちが落ち着くまで待っている間に…
他の修理を終えたiPhoneのお引き渡しが2件ありまして…
ソファーで泣いている人×平然としているスタッフ×別のお客様
という明らかに穏やかではない空間がそこに生まれたわけです。
(私では無いんです、私では…)と心の中で何度唱えたことでしょう。
私がエスパーなら良かったのに…と人生で初めて感じました。
3.そして…
お引き渡しが終わり、お客様の気持ちが落ち着いたところで
再度、修理の概要を伝え作業を承り…
無事、修理後の端末はキビキビ動くようになりました。
そして、お客様の来店を待つ間に色々な事を考えます。
「いろんな修理屋さんがいるもんなあ」
「そんなにトゲトゲしなくてもいいのになあ」
「私は(接客対応的に)大丈夫なんだろうか…」
など…我おもう故に我はあり。
偉人も上手いことを言うものですね。
4.最後に
そして無事に直ったiPhone7を御客様に引き渡し…
二、三言お話をして修理完了となりました。
お客様も人間。
修理屋さんも人間。
人とiPhoneと修理屋さん。
常に100%の良い関係は難しいとしても…何かと考えさせられる出来事でした。