iPhone水濡れで一つの兆し。
iPhoneやその他のスマートフォンが防水機能を備えたとはいえ、タッチスパネルが濡れていると、指で操作することができなくなってしまいます。Appleがこの問題に取り組んでいることが明らかになりました。
静電容量方式パネルは水濡れに弱い
iPhoneを含むほぼすべてのスマートフォンのタッチパネルは、静電容量方式です。パネルに指で触れると発生する静電気(静電容量)の変化を利用して、タッチした位置を検出します。
ただしパネルが濡れていると静電容量が増加し、指とパネル間の静電容量変化が捉えにくくなるため、反応が鈍くなり、誤作動を起こしやすくなります。
人がタッチしていることを正確に識別
米国特許商標庁(USPTO)が現地時間10月25日に公開した2つの特許「濡れた環境における指の動きの追跡」(両特許とも同タイトル)によれば、Appleはフィルターを用いることにより、パネルに触れているのがユーザーなのかどうかを判断する技術を開発しているようです。
大まかにいうと、ディスプレイ全体、そしてベゼルでもタッチのノードを取得できるようにし、そのノードによってそのタッチに関するデータを計測します。データには、触れられた範囲、形、多点が同時に触れられている場合はその数、ジェスチャーの場合はその動き、などが含まれます。
そしてこれらのデータから、タッチの特性を解析し、人または人が使っている道具(スタイラスペンなど)によるものなのか、それとも雨のしずくなど、ユーザーが関与しない要素によるものなのかを判断します。さらに、手袋を着用していたり、指先に絆創膏を貼っていたりするような場合でも、人がタッチしていることを識別できるとのことです。
さまざまなディスプレイ技術を開発中のApple
Appleはさまざまなディスプレイ技術を開発していることで知られており、2017年には折りたたみ可能なiPhoneに関する特許を申請していたことが明らかになったほか、今年の春には画面に触れずに操作可能なiPhoneや、曲面ディスプレイを搭載したiPhoneの開発に取り組んでいるとも報じられています。
引用元 https://iphone-mania.jp/news-231278/
どのスマートフォンにも言えることですが、
精密機器のためどうしても水に弱いという特性を持っています。
今回は表面上の対策ですが、今後中の基盤を水から守ってくれるiPhoneが登場してくれることを願っています。
修理屋としては仕事が減ってはしまいますが、大切なデータがなくなってしまう可能性があるよりは嬉しいことですよね。