iPhone SE 水没修理
こんにちは!スマホ修理ジャパン川越店です!
今回は、iPhone SEの水没修理をご紹介します。
「3日前に洗濯してしまった!」ということで、お客様がご来店されました。
お持ち込みいただいた時点で状態を確認したところ、うんともすんとも言わない状態でした。
画面表示はもちろん、ボタンの反応なども全くない状態です。
この状態では故障箇所の確認はできないので、早速修理を始めていきましょう。
まずは画面をはずして端末を開いて、内部の浸水状態を確認します。
本体側、バッテリーの上にはまだ水滴が乗っています。
水没しても、お客様が持ち込まれたときには既に内部もそこそこ乾いていることもあるのですが
水滴が残っているということはかなりの浸水だったことがわかります。
画面側、本体からはずした時点では濡れている箇所は確認できませんでしたが
裏側についている銀色のパネルをはずすと、画面とパネルの間の広範囲に水滴が残っていました。
上部から下部まで濡れているので、ホームボタンやインカメラなどの機能に影響がないかどうか、のちほどしっかり確認しましょう。
そして水没修理のメイン、基盤洗浄です!
本体から基盤をはずすには、基盤自体の取り扱いに加えて多くのネジをはずすので、大変慎重な作業が必要になります。
また機種によってコネクタやケーブルの配置も異なるので、注意深く作業をしていきます。
基盤洗浄が終わったら、基盤と本体をしっかり乾かします。
充分な時間をかけて乾かしたら、まず基盤を元通りに本体へ戻します。
ここまできたら、この状態で起動できるかの確認です。
まず元々付いていたお客様の画面を繋げて起動させます、、、が、付きません、、、
ですが!この状態では、なぜ起動できないのかまだはっきりしないので、諦める必要はありません!
元の画面は水没で壊れている可能性があるので、次は新しい画面に付け替えて試してみましょう。
新しい画面にしたらリンゴマークがつき立ち上がりました!
液晶表示に加え、タッチ操作も問題ないことを確認できました^^
この確認によって元の画面が故障していたことがわかったので、通常と同じ方法で画面交換をします。
ほかの部分に水没の影響が出ていないか心配でしたが、ほかの機能も全て正常に動作チェックすることができました!
今回はバッテリーはそのままで起動ができましたので、基盤洗浄と画面交換のみで修理完了です。
お預かり時は、冷たく静かになっていたiPhoneでしたが、鮮やかな明るい画面がついた状態でお客様へお渡しすることが出来ました。