わずか数秒?!で充電可能な電池を開発
スマートフォンやタブレットなどのバッテリーを充電するとき
フル充電にするには何時間もかかってしまいますよね・・・。
実用化されれば最強?の電池を
コーネル大学のウルリッヒ・ウィーズナー教授の研究チームが開発しました。
その名も
ラジカルナノ電池 !!
発表された「ラジカルナノ電池」は、ナノレベルの三次元螺旋構造を利用する事で
一般の充電池よりもはるかに早い充電を実現するそうで
その例えは「充電器に挿し終わる間に充電が完了してしまう」ほどのスピードなんだとか。
(圧倒的じゃないかっ!・・・。)
私達が一般に利用しているリチウムイオンバッテリーは
ざっくり板状のコバルト酸リチウム(LiCoO2)と黒鉛(LiC6)の間に
セパレーターが挟まった状態で、それを折りたたみ電解質で満たしたような構造をしています。
ところが今回開発されたものは上記の構造をわずか60nm(0.00006mm)で再現し
容器内を三次元螺旋状に張り巡らせる事で、リチウムイオンバッテリーのエネルギー効率をそのままに充放電性能を極限まで高める事に成功しました。
要するにいままであったリチウムイオンバッテリーを極薄のぺっしゃんこっ!にして
それを何十にも折り重ねた形!が今回の技術です。
しかしこの構造も利点ばかりではなく課題として継続使用の劣化によるアクセス不能部分
(充放電が利用できなくなる領域)ができてしまう問題があるのだとか。
まるで夢のような話ですがこの技術が煮詰められれば実現も不可能では・・・ない・・・はず。
この技術がいつごろ採用されるのかは定かではありませんが
大変夢のある新バッテリー技術である事に間違いないでしょう。
ここまでくると将来的には『充電する』って概念そのものがなくなるかも知れませんね。
今後の研究に期待したいところです(^O^)/