進化を続けるAppleWatch 今後追加されるであろう機能。
9月21日に発売されるApple Watch Series 4は、心電図計機能が搭載されて注目を集めていますが、今後、3D TouchやForce Touchの技術を用いた血圧計機能が追加される可能性を示す研究結果が発表されています。
指先を押し当てるだけで血圧を測定
現在、血圧は腕に測定機器を巻き付けて測定するのが一般的で、家庭用には指に巻き付ける機器も使われています。
Cleveland Clinicの研究グループは、光学センサーと圧力センサーに指を押し当てることで血圧を測定できる方法を発表しました。
光学センサーはスマートフォンのフロントカメラに使われており、圧力センサーはiPhoneの3D TouchやApple WatchのForce Touchに使われています。
研究グループは、指先で血圧を測定できるiPhone用アプリを開発し、従来の測定方法と結果を比較したところ、腕で測定するほど正確ではないが、指に巻いて測定するのと同等の精度が確認された、と述べています。
現在は研究中の技術ですが、将来のApple Watchで簡単に血圧を測定・管理できるようになれば、Apple Watchがより多くの人の健康に役立つデバイスになりそうです。
なお、Apple Watch Series 4の心電図計機能は、当面はアメリカでのみ利用可能ですが、将来的に日本でも利用可能になると期待されます。
精度の高い心拍数計を搭載するApple Watch
Apple Watchシリーズに搭載されている心拍数計は、非常に精度が高いことで知られており、心拍数の急変を察知したApple Watchの警告から、命拾いした事例が何件も報じられています。
Appleが申請した特許から、同社が針を使わずに血糖値を検査する方法を研究していると見られますが、現段階では技術的に難しいだろう、というのが専門家の見方のようです。
Appleは、エアバッグのような袋を手首に巻いて血圧を測定する技術の特許を2018年6月に取得しています。