iPhoneのカメラ(というかデジカメ全般の)基礎知識。
こんにちは。
川越店スタッフです。
先日、アイフォンの修理後、お客様との動作確認中に…
「カメラがチカチカする」と御相談を受けました。
その方は画面修理だったので、そこまで関連性は無いと思いつつ
どれどれ、と見させて頂きました。
するとこのような状態。
(写真は自分のスマホで撮影)
私は写真が趣味なので、よく見る現象に「…?」と思ったのですが…
お客様はあまり見たことが無いようで、不安だったようです。
これはフリッカー現象といって…
デジタルカメラ、特にスマホのカメラでは頻繁に起きます。
照明は人間の目では捉えられないスピードで明滅していて、特に蛍光灯やLED照明などは仕組み上その特性が強く現れます。
(たまにLED照明がチカチカして見える人も居るとか、それも所謂フリッカーと同じ現象を捉えてしまっている可能性がありますね)
そんな人の眼で捉えにくい明滅も、カメラとなると話が変わります。
明滅の速度+画面のリフレッシュレート
(映像が一秒間に切り替わる速度と考えてください)
その2つが上手く重なると、上の写真のようなチカチカした線が表示されるわけです。
何故、デジカメよりもスマホの方が目立つかといえば…
一つは、デジカメにはフリッカー軽減の機能が標準で搭載されている点
もう一つは、露出を手動で選べる点にあります。
(この露出というのは、簡単に言えば光量の調整です)
スマホでは…
シャッタースピード+受光感度を環境に合わせて自動に調整しているので…
環境が明るい場所や発光体(蛍光管など)では、フリッカーが出やすくなるわけです。
なので今回の場合は故障や不良ではありません。デジタル自然現象です。
ですが、もし気になる方は当店まで御相談ください。
当たり前だと思っていて、気が付かない故障があるかもしれません。