日本でOLEDの量産が2020年に開始される？？
スマホ修理ジャパン池袋店スタッフDです！
本日は、有機ELディスプレイについて気になる記事がありましたのでご紹介したいと思います。
現在、iPhoneX以降のモデルに使用されている「有機ELディスプレイ」通称OLEDですが、今までこの生産のメインが韓国企業Samsungにて製造・出荷されており、完全に独占状態になっていました。
意外と知られていない事かもしれませんが、iPhoneX・iPhoneXs・iPhoneXsMaxを始め、GoogleスマホもSamsung製の有機ELディスプレイを使用しています。
このSamsungが独占している状況の中、日本企業「ジャパンディスプレイ（JDI)」はOLEDパネルの量産化を来年2020年中に決めるという事が判明しました！！
ジャパンディスプレイ、OLEDパネル量産化を2020年中に決断
来年中には量産するかどうかを決断
経営危機に苦しむジャパンディスプレイ（JDI）の菊岡稔社長が、次世代スマートフォンの多くが搭載するとみられる有機EL（OLED）パネルの量産化について、来年中に決断を下すと発言しています。
9月に同社の社長に就任した菊岡氏は17日のインタビューで、2021年頃にOLED搭載スマホの波が来ることを考えると、来年中には量産するかどうかの決断を下す必要があると述べました。設備の搬入など準備期間に1年以上を要するためです。
現在OLED市場のシェアの80％以上をSamsungが握っていますが、菊岡社長は「もう1社強いところに入ってほしいというニーズがどこまで強いかにより、われわれの道は変わる」とも述べています。
合弁会社設立の可能性も示唆
ただしスマホ向けOLED量産には数千億円規模の投資が必要となるため、企業やファンドからの資金調達のほか、合弁会社のような形でパートナーとともに生産するという選択肢も検討しているとのことです。この背景には、自前設備をピーク時に合わせて配置したものの、液晶が成熟化するなかで過剰になってしまったことへの反省があります。
なおJDIは小型OLEDパネルについては、Apple Watch Series 4から少量ながら供給を開始しており、Apple Watch Series 5向けにも供給しているといわれています。
iPhone11売上好調で恩恵あり
JDIのApple依存度は高く、売上の6割をAppleから上げています。9月に発売となったiPhone11が好調なおかげで、同モデルに向けて液晶パネルを出荷しているJDIも「恩恵を受けている」とのことです。
Appleが同社への出資額を倍増したとの報道もありますが、JDIが今も厳しい状況に置かれていることに変わりはありません。
引用記事 : iPhoneMania
https://iphone-mania.jp/news-264484/
日本製スマホ「Xperia1」のディスプレイはSamsung製ではない事も判明
今androidスマホの中で、一番人気と言われているスマホ（キャリアでの販売）なのはSONYが開発した「Xperia1」です。
このモデルも有機ELディスプレイを採用されており、これもSamsung製のディスプレイだと言われてきました。
ですが、実はこの機種のディスプレイはSamsung製の「AMOLED」ではなく「P-OLED」である事が判明し、LG製である可能性が高いと言われています。
今現在でも非常に人気のある機種であり、現状液晶自体に特段問題がある報告もないので、LG製の有機ELディスプレイはかなり優秀なのかもしれません。
発売されてまだ数か月なので、まだ今後どうなるかは分かりませんが、液晶焼けがしやすい有機ELディスプレイなので、Samsung製よりも優れているとなると、今後の有機ELの発注はLGとSamsungからAppleは頼むかもしれないですね。
Samsung以外でも有機EL産業はドンドン広がっていきます。
この波に遅れないように、日本企業にも頑張ってもらいたいところです。
実は日本で開発に成功している「日本製有機ELディスプレイ」は既にある
因みにSHARPが開発した「AQUOS zero」には日本製の有機ELディスプレイが採用されています！
その内容は↓のURLを見てもらえると分かります！
https://japanese.engadget.com/2018/10/03/el/
記事によると、三重県多気町にある三重工場と、大阪府堺市にある堺工場で製造したディスプレイという事で、今後日本がSamsungの有機EL市場の独占から脱却できる可能性があるとも言われています。
こういった情報を見ると、日本の有機ELディスプレイを使ったiPhoneもその内出てくるかも！
日本の有機ELの量産に期待です(^^♪
