iOSデバイス向けアプリは基本的に、アップルの審査をへてApp Storeに公開されます。
その審査基準は高めで、一般的にAndroid向けのGoogle Play Storeよりも
セキュリティ的に安全だというのが、多くのユーザーに共通する認識となっています。
しかし、それでも完全に安全ということはなく、
ほんの数年前にもマルウェアを含むアプリが審査をすり抜けて配布されたこともありました。
英国のモバイルセキュリティ企業Wanderaの研究者は、このたびApp Store上に以前Android向けのマルウェアを操作していたサーバーに接続しようとする14本のゲームアプリを発見しました。
これらのアプリ自体はいずれも問題がないように見えるものの、Wanderaはそのアプリ内に表示される数々の広告が、ユーザーを欺いて外部サーバーに置かれているマルウェアをダウンロードする許可を与えるように動作すると主張しました。
TechCrunchがこの件を報じた際は、アップルはこの件に関してコメントを出しませんでした。
しかし、1月7日現在、これらのアプリはまだApp Storeにあるものの、
配布は停止され入手できないようになっています。
アップルにとってApp Storeのアプリの配布を止めたり、ストアから削除することは簡単です。
しかし逆に審査を通過したアプリに対するユーザーのガードはゆるく、
そのようなアプリがある程度行き渡ってから作者がマルウェアを送れば、