米大統領がApple工場を訪問
こんにちは。スマホ修理ジャパン秋葉原店です。
アメリカの大統領である以前に、強大なビジネスマンでもあるトランプ大統領が、アップルのパソコン工場を訪問したそうです。以前から訪問の噂が出ていましたが、ティム・クックCEOの案内での工場視察が実現したようです。
トランプ大統領がMac Proの組み立てを視察
トランプ大統領は20日、ムニューシン財務長官や娘のイバンカ大統領補佐官らと一緒に南部テキサス州の工場を訪れ、「Mac Pro」の組み立てを視察しました。
2019年のWWDCで発表されたMac Proは、従来のモデルと異なり中国で組み立てられるとの噂が一時浮上しました。その際、“アメリカ・ファースト”を掲げるトランプ大統領は「Appleに優遇措置は行わない」とTwitterで発言(のちに削除済)、ティム・クックCEOが慌てて「当社はMac Proをこれまで米国内で作ってきたが、それを続けたいと思う」と言明する事態にまで発展していました。
今回の訪問でトランプ大統領は「米国で生産するなら関税を心配しなくていい」と、同社の対米投資を称賛。同席したティム・クックCEOは「政権の支援に感謝している」と応じて蜜月ぶりを演出しました。
さらにトランプ大統領が「あなたの行動に敬意を表する」と持ち上げると、クックCEOも「米国経済はいま世界で最も強い」と政権の政策を評価するなど良好な関係を見せつけました。2人はこれまで何度も会食を重ね信頼関係を築いており、クックCEOが大統領側の関係者に貿易に関するアドバイスを提出したり、トランプ大統領に直接連絡を取り、意見を求めることもあるようです。
Appleの政治活動
2019年、Appleは政治活動に550万ドル(約6億円)を使用しました。巨額の資金が使用されている印象を受けますが、他のシリコンバレーの企業はAppleと比較して、更に多くの資金を政治活動につぎ込んでいます。
以前にはAppleがiPhone部品などへの増税を回避するために、トランプ大統領を支持する人員を雇用したことを、CNBCが明らかにしています。Appleによって雇用されたのはファンドレイザーのジェフェリー・ミラー氏です。
ファンドレイザーとは、ファンドレイジング(資金調達)を行う専門家のことで、個人や事業主、また政府機関と協力して特定の目的を果たすための資金を集める人のことを指します。
ミラー氏とそのチームは、Appleのサービスや製品材料に関係した貿易問題に焦点を当てて事業に取り組む予定です。ミラー氏はトランプ大統領にとりわけ近い人物として知られており、過去には大統領の財政管理を行っていた経験もあります。
またThe Wall Street Journalも、Appleの利益を保護するためにクック氏がトランプ大統領と良い関係を築くよう心がけている、と分析しています。
引用記事: