Appleの保証サービス非正規のバッテリーも対象に。
我々非正規の修理屋が常日頃頭を悩ませているのがAppleの保証サービス関連です。
ご存知の方も多いでしょうが、いままでAppleは正規以外の修理屋で修理をした場合、
正規の保証サービスを受けられないと公表しています。
当店でも修理の前には必ず保証に入っているか確認を取るのですが、
保証に入っていた場合お客様はかなり悩まれて断念する事も。
Appleの保証で修理し場合、修理に数日かかりデータは初期化されてしまいます。
そもそも予約を取るのにも数日先まで埋まっておりなかなか当日の対応は難しい状況のようです。
それに比べて非正規店では殆どの修理を即日で対応しており、データも残したままの修理が可能で、
お急ぎのお客さんには大変便利なお店です。
バッテリーにしても早い時は10分ほどで交換が可能なので、保証に入っていないお客様は非正規の修理屋で交換する事が増えてきています。
去年Appleはバッテリーの劣化と共に安全面の考慮による処理速度の低下のプログラムを組んでいることを公表し、バッテリーの交換料金を下げるサービスを去年末まで行っておりました。
その反動もあり今でもバッテリー交換をご依頼されるお客様が急増しています。
ただ非正規での修理はやはり保証の対象外となる為、なかなかバッテリー交換に踏み出せないお客様も。
しかし今回そんなお客様に朗報が飛び込んでまいりました!
AppleがiPhoneのサポート条件緩和、他社製バッテリーに交換しても修理対象に
Appleが、他社製バッテリーに交換したiPhoneの修理にも対応するよう方針を変更した、とMacお宝鑑定団Blogが報じています。これまで、他社製バッテリーに交換したiPhoneはAppleでの修理を受けることができませんでした。
ディスプレイに続きバッテリーも他社製部品に交換しても修理対象に
Macお宝鑑定団Blogによると、Appleは2019年2月28日から方針を変更し、他社製バッテリーに交換したiPhoneであっても、バッテリーに損傷などがなく安全と判断された場合、Appleによる有償修理が受けられるようになった、とのことです。
Appleは2017年3月にハードウェアサポートの方針を変更し、ディスプレイを他社製の部品に交換したiPhoneも修理の対象に加えています。
これまで、バッテリーを他社製の部品に交換したiPhoneは、Appleでの修理対象外となっていました。
AppleCare+は他社製部品をApple純正に交換すれば対象に
iPhoneの製品保証を2年間に延長するAppleCare+は、他社製部品は保証対象としていません。そのため、他社製の部品をAppleの純正品に交換することでAppleCare+の保証を受けられるようになる、とのことです。
ただし、Lightningポートやロジックボードなどの部品を他社製のものに交換した場合、その後はAppleによる修理が受けられなくなるため、正規以外の修理ショップなどの利用には慎重になった方が良いでしょう。
引用元 https://iphone-mania.jp/news-240604/
まだまだ他の部品には保証対象外となるものがある中、
非正規でのバッテリー交換にも保証が効くようになったのは朗報ですね。
この背景にはやはり去年のバッテリー交換プログラムの影響が濃く出ているのではないでしょうか。
現在でも正規店ではバッテリー交換の予約が入り続けているようで、
正規店だけでは対応が追い付いていないみたいです。
これを機に正規店と非正規店の連携が取れる夢の様な提携が結べたらと個人的には思っています。
実現は難しいかもしれませんがその第一歩になるような記事を今回は紹介させて頂きました。