消費者は良さに気づくはず

世界的なリリース計画は、Samsungのモバイル部門を統括するDJ・コー最高経営責任者（CEO）へのインタビューから明らかになったものです。

革新的なデザインを伴うSamsungのスマートフォンといえば、これまでは2013年のGalaxy Roundが代表的な製品でした。中央が凹むようにしてボディ全体を湾曲させるという前例のないモデルでしたが、実験的な意味合いが強かったのか販売は韓国にとどまりました。

コー氏はインタビューの中で、折りたたむことでスマートフォンとしてだけでなくタブレットとしても使えることを強調、単に耳目を集めるだけの製品（gimmick product）ではないと述べています。

また同氏は、折りたたみ可能なスマートフォンの良さを消費者が受け入れるのには時間がかかるとしながらも、必ずや良さに気づくだろうとも述べました。「おそらく我々が販売を始めてすぐは、折りたたみ可能なスマートフォンはニッチな市場（特定の客層をターゲットにした小規模市場）向けなのかも知れない。しかし間違いなく言えるのは、将来的に市場規模は拡大していくだろうということだ」

確かにスマートフォンは従来から薄くて、軽く、持ちやすいという概念が強く、

今も尚その概念は根強くあります。

ガラケー時代は基本的には折りたたみ携帯が主流で、棒携帯を好んで買う人はあまり多くはありませんでした。折りたたんである物こそが携帯っていう印象が強いからなのと、小型で持ちやすいという利点があったからなのでしょう。

なお、インタビューの中では明らかにされませんでしたが、端末の名称はGalaxy Xになると考えられています。また、発表は11月7日にSamsungが開催するイベントで行われる見通しです。