相次ぐ中国内でのロックダウン、iPhoneの製造に影響は?
長い長い混迷の時代、エンドユーザーにも影響。
新型感染症の影響が世界規模で続く、この2年間。
他の国のことだから、と気にならなかったものも…
グローバル化が進む現代では、物流に影響が出てきています。
実際、日本国内でも海外に製造を頼っていた電子部品の不足などで
エアコンや給湯器などの故障に悩むことも増え、金銭面での貧富どころか
品物自体が手に入らないという事態も多く目に入るようになりました。
キーワードになるのは、iPhoneも同じで「電子部品」
とくに半導体と言われる、電子機器の頭脳です。
特に深刻なのは中国のロックダウン
私達が便利に利用しているiPhoneやiPadの部品や製造は主に中国です。
世界有数の電気マーケット深センや、製造工場Foxconnがある鄭州市
もちろん、港がある香港などもロックダウンとなれば、物流も鈍化します。
更に、メインの工場以外にも関連機器の工場として稼働している上海Pegatronも停止に追い込まれているとの事。
Appleはこの騒動の中、なるべくエンドユーザーに影響がないように努めてきました。
全盛期に比べ出荷数は減っているようですが、iPhone13シリーズも日本国内で問題なく買える状態です。
しかし今後はどうでしょうか?
このままロックダウンが長引けば、いくら大企業といえども影響が出るのは避けられないはずです。
iPhoneの新製品のサイクルは秋冬に一度、春夏に1度、多い年では年2回行われています。
今回、直近で発表されたiPhoneSE第3世代のように、旧機種や従来機の構成変更によって成り立っている製品は問題ありません。
本体の販売によって得られる利益よりもサブスクなどのコンテンツによる利益により売上の低迷も回避出来るでしょう。
しかしiPhone14(仮)のような、全く新規のプロダクトでは話が変わります。
現状では「影響は見受けられない」という程度に収まっているようですが…
iPhoneやiPadのようなガジェットからも、世界的な混迷が垣間見える現代。
お金さえあれば買える、という価値観は長続きしないかもしれません。