配信間近のiOS13でSafariが変わる!!
iPhoneユーザーであれば間違いなく殆どの方が使用している「Safari」。
来たるiOS13の更新でSafariは進化します!
iOS13でSafariはこう変わる!新機能をご紹介
iPhoneの標準WebブラウザとしておなじみのSafariは、iOS13で多くの新機能が追加されて進化します。進化のポイントをまとめてご紹介します。
iOS13のSafariには新機能がたくさん!
Safariは、多くのiPhoneユーザーにとって、最も利用頻度の高いアプリのひとつです。
今秋公開予定のiOS13では、Safariに多くの新機能が追加されます。米メディアMacRumorsが新機能や変更点をまとめているのでご紹介します。
なお、以下の情報は現時点で最新のiOS13ベータ4に基づいたもので、正式版公開までにデザインなどが変更される可能性があります。
スタートページが変更
Safariで新しいタブやウィンドウを開いた時に表示されるスタートページのデザインが変更され、メッセージのやり取りなどを元にした「Siriからの提案」が追加されます。
この機能により、家族や友人からメッセージでリンクが届いたWebページを見落とすことがなくなります。
Webサイト表示メニューの追加
検索やURL入力に使うフィールドに「A」を2つ組み合わせたアイコンが追加されます。
このアイコンをタップして表示されるメニューからは、以下の操作が可能です。
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- 文字のサイズ:表示中のWebページの文字の大きさを変更できます。
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- リーダー表示:書式設定や画像表示などを最低限のシンプルなものにして、文章の内容に集中できるリーダー表示をオンにできます。
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- ツールバーを隠す:画面上部のツールバーを隠し、Webページをフルスクリーン表示できます。
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- デスクトップ用サイトを要求:Webサイトによっては機能が省略されるモバイル用ではなく、デスクトップ用の表示を要求します。なお、iPadOSではデスクトップ版が表示されるようになり、モバイル用サイトを要求可能になります。
- Webサイトでの設定:拡大/縮小、リーダー表示、デスクトップ表示の自動適用を設定できるほか、カメラ、マイク、位置情報へのアクセスをWebサイトごとに設定可能となります。
Webサイトのデフォルト表示設定も変更可能
「設定」アプリで「Safari」メニューからも、デフォルトのWebサイト表示設定を変更できます。
特定のWebサイトと、その他のWebサイトのそれぞれに設定可能です。例えば、以下の画像(右)では「macrumors.com」と、その他のWebサイトの表示倍率を設定しています。
「設定」アプリからは、以下の設定が可能です。
- 表示倍率(50%〜300%の範囲で変更可能)
- デスクトップ用サイトを要求
- リーダー表示
- コンテンツブロッカー
- カメラへのアクセス許可
- 位置情報へのアクセス許可
- マイクへのアクセス許可
アップロード画像のサイズ変更
Safariから画像をアップロードする際に、画像サイズを選択可能となります。
サイズの選択肢は「大」「中」「小」「実際の大きさ」の4つで、アップロードする画像を選択すると、画像の容量が表示されます。
以下の画像(中央)では、「実際の大きさ(6.1MB)」と表示され、サイズ変更メニューにジャンプできるようになっています。
タブを一気にブックマーク
Safariの画面下部にあるブックマークアイコンを長押しすると、開いているタブを一気にブックマークに追加できます。
「○個のタブをブックマークに追加」を選択すると、保存先のフォルダや名称を選択する画面が表示されます。
また、ブックマークしたWebページを新規タブで開くこともできるほか、「コンテンツをコピー」も追加されています。
すでに開いているWebサイトのタブに自動で移動
アドレスバーに、すでに開いているWebサイトのアドレスを入力すると、目的のWebサイトを開いているSafariのタブに移動します。
これによって、不要なタブを開く必要がなくなります。
タブを自動で閉じる
「設定」アプリの「Safari」メニューから、一定期間経過後にタブを自動で閉じるように設定することが可能です。
選択肢は「手動」「1日後」「1週間後」「1カ月後」の4つです。
共有シートの変更
Safariの画面下にある、「共有」アイコン(上向き矢印のマーク)をタップした時に表示されるメニューのデザインが変更されます。
メッセージなどのやり取り履歴から共有相手が提案されるほか、「コピー」「リーディングリストに追加」などのメニューは縦スクロールに変更されます。
Webページタイトルの下に「オプション」が追加され、共有の方法に応じて選択される「自動」のほか、「PDF」「Webアーカイブ」のフォーマットで共有できます。
iOS13ベータ4ではまだ利用可能になっていませんが、iOS13ではユーザーのプライバシーを保護しながら各種Webサービスにサインインできる「Sign In with Apple」が利用可能となります。
ダウンロードマネージャ
iOS13のSafariでは、デスクトップ版Safariと同様、ダウンロードマネージャが利用可能となります。
画像などのファイルをダウンロードすると、画面右上にダウンロードアイコン(下向き矢印)が表示されます。
アイコンをタップすると、ダウンロードしたファイルの一覧が表示され、虫メガネアイコンをタップするとファイルが保存されたフォルダが表示されます。
初期設定では、ファイルの保存先は「ファイル」アプリの「ダウンロード」フォルダ内ですが、「設定」アプリから保存先を変更することができます。
保存先はiPhone内のほか、iCloud Drive、Dropboxなどを指定することができます。
なお、Safariのダウンロードマネージャでは、ダウンロードしたファイルを削除するまでの期間を「手動」と「1日」から選択できます。初期設定は1日です。
その他の新機能
iOS13のSafariでは、このほか、以下のような新機能が追加されます。
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- 脆弱なパスワードへの警告:簡単すぎるパスワードを設定しようとすると、強固なパスワードを設定するよう提案します。
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- 暗号化による保護の強化:Safariの履歴や開いたタブの情報はiCloudと同期していますが、iOS13ではエンド・トゥ・エンドの暗号化で保護されるため、閲覧履歴を覗き見られる可能性が下がります。
- フィンガープリンティング防止機能の強化:Webサイトの訪問履歴追跡を防ぐため、ブラウザのフォントに関する保護が強化されます。
記事引用元 https://iphone-mania.jp/news-255022/